自立支援医療制度について

精神科の病気とは、長い付き合いになることが多く、投薬治療が主になる為、金銭面で不安を抱えて、病院に通えない、と言う方がいるかもしれません。そういう方の為に、通院医療費に公費負担制度を導入して、治療費の負担を軽くする事ができます。この公費負担制度を「自立支援医療制度」と言います。

負担割合は収入によって異なりますが、私の場合では、医療費にかかる費用の内90%を、自分の住んでいる指定都市に負担してもらっています。要するに、自分で払う額は10%です。普通の医療費は、30%を払う必要があるので、それと比べると1/3にまで安くなります。

この公的負担を受けるには、多少の手続きが必要です。まずは主治医に「法第三二条の自立支援医療制度を受けたい」と伝えてください。この制度についての説明があると思います。

申請に必要な書類は全て保健所にあります。最寄の保健所で説明を受けながら書類に記入していきます。また、主治医から診断書を書いてもらう必要もあります。診断書の料金は、病院によって多少異なりますが大体3000円程です。全ての書類に不備がなければ1ヶ月ほどで申請が許可され、「自立支援受給者証」というものが送付されます。

通院の際には、保険証とこの受給者証を受付に提出する事になります。この受給者証は、期限が1年間と決められていて、次の年の同じ頃に、また申請し直す必要があります。私は、現在この申請をして、2ヶ月に1回の通院・処方代が4000円程です。この申請をしていなければ、単純に3倍になりますから、12000円にもなってしまいます。月に直すと、2000円と6000円。この差は大きいですよね。

また、この申請をしたら、他人(職場など)に知られる可能性があるのではないか・・・と不安に思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、私は今まで8年間この制度を活用して、その後も5回転職していますが、職場には知られていません。

職場の人間が、自立支援制度を受けているという事を知る術はありませんし、保健所が意図的にそれを漏らす事もありません。私も、今の職場で「うつである」という事は伝えていないのですが、なんら問題なく働いていますので、安心してください。

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