採用までの長い道のり

「再就職をしたい」と思った、とある病院の人事部へ、「そちらで働きたい」とのメールを送信した。すると、「病院見学会が1ヵ月後にあるから、そちらに参加して、その後病院を見学していだだきたい。こちらとしては、あなたの雇用を前向きに考えている」とのメールをいただいた。

小躍りしそうなぐらい嬉しかった。これでやっと働ける・・・そう思った。1月後の病院見学会には、200名以上集まった。ただ、私が所属する予定の部署の参加者は、私1人で、事実上ほぼ私が採用する事が決定したようなものだった。

その後の病院見学では、後に私の上司になる方が案内してくれた。「この病院は、開院して間もないので、今はそんなに仕事がないが、このままじゃダメだ。これから新しい仕事をどんどん提案して、やっていこうと思う。その一員になってくれたら嬉しい」と、事実上採用決定のような言葉をいただいた。私は、「はい!是非お願いいたします!!」と伝え、病院を後にした。

・・・しかし、2週間後には正式に「内定」が人事部の方からもらえるだろう、と言われていたのに、1ヶ月が経とうとしていた。痺れを切らし、上司になる方に「その後どうなっているのか」というメールをした。その答えが、「当部署の存続が危ぶまれている。当部署がなくなるような決定が下りれば、あなたを採用することもできなくなる。突然な話で申し訳ないが、もう少し待っていただきたい」とのことだった。部署が・・・なくなる??

思いもよらない展開に一時的に精神的に落ち着きがなくなった。この事も、自信をなくすきっかけになってしまった。もうほとんど病気の方はいいとおもっていたのに・・・またすぐ再発するんだろうか・・・こんな調子なら、まだ働かない方がいいかもな・・・・・・また、マイナス思考に走ってしまう自分がいた。

そこでも、また父が助言をくれた。「待ってても連絡こないなら、こちらからドンドン動いてみればいい。『部署がどうなるか、の進捗情報、何かあれば逐一連絡ください、落ち着かないです』ぐらい、電話で直接言ってやれ。人一人雇うかどうか、っていう中での一番の当事者が、「待ち」の姿勢でどうする?「メール」は便利だが、相手の返信を待たなければいけない。電話なら、相手も逃げられないし、ある程度の情報はくれるだろう。 相手の返信を待って悶々としているなら、もっと自分で考えて動け」と。

それから、部署の存続の話はどうなっているのか、気になると逐一病院に電話していた。「まだあれから何も動きはありません」と言う返答がほとんどだったが、それでも、それが解っただけでも自分の気持ちは大分違った。そして。更に時は過ぎ、もう雪解けが進み始めた3月になって。

ようやく向こう側から電話が届き、「当部署の存続が決まった。それと同時に、あなたの内定が決まった。来週一度病院に来て欲しい」との吉報が届いた。・・・長かった。病院見学から実に3ヶ月以上。悶々としていた日々も、ようやく終わる。ようやく働ける。

退院してからの自分は、何かやりたくても見つからず、暇を持て余していて、ホントに苦痛だった。早く働きたかった。ちょっとうつっぽくなる日はあるものの、働く喜びに比べたら、大したものではなかった。そして、平成15年4月。前職を依願退職してから約半年で、違う病院で、しかし同じ職種で復職した。

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